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Bunkamura ザ・ミュージアムで「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」始まる

Category: 展覧会

展覧会場エントランスの様子(空間演出:NAKED Inc.)

渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで3月19日から開催中の「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」。先日行われたプレス内覧会にお邪魔してきました!幕末に人気を博した歌川国芳(1797〜1861)と歌川国貞(1786〜1864)を紹介する同展。1万4000点を超えるボストン美術館の国芳・国貞コレクションから、総点数170件(約350枚)が里帰り。同時代を生きた2人の天才浮世絵師の作品世界に迫ります。

歌川国芳「相馬の古内裏に将門の姫君瀧夜叉妖術を以て味方を集むる大宅太郎光国妖怪を試さんと爰に来り竟に是を亡ぼす」弘化元年(1844)頃

「千両訳者揃続絵(カブキスター・コレクション)」の章より、歌川国貞「御誂三段ぼかし」。当時の歌舞伎役者がずらり勢揃いする様子は、さながら現代のアイドルグループのブロマイドのよう。

テレビやグラビア雑誌がない江戸時代、浮世絵は歌舞伎スターのブロマイドであり、最新のエンターテインメントやファッションを伝える重要なメディアとして機能していました。同展では「物怪退治英雄譚(モンスターハンター&ヒーロー)」や「三角関係世話物(トライアングル・オブ・ラブ)」等々といった印象的なキーワードで2人の作品を紹介。浮世絵のもつポップなエネルギー、エンターテインメント性が直感的に伝わる展示内容になっています。国芳と国貞、それぞれ異なった持ち味の作風も見どころのひとつ。国芳は斬新な構図の豪快で大胆な武者絵で人気を得、一方の国貞は洒落た着こなしの美人画で一世を風靡しました。

こちらは「異世界魑魅魍魎(ゴースト&ファントム)」の章から、国芳による幽霊画4点。

「今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)」の章より、国貞による遊女を描いた美人画。着物の粋な着こなし、女性の何気ない仕草をとらえた優美な作品群に思わず唸ります。

ミュージアムショップの様子

ミュージアムショップの様子

ミュージアムショップでは展覧会オリジナルグッズが勢揃い。手ぬぐいやTシャツ、マスコットや豆皿など、浮世絵のポップな絵柄を生かした商品は見ているだけでも楽しくなってしまいます! そして国芳といえば「猫」。もちろん猫グッズも充実しています。

奇譚クラブとのコラボ商品であるマグネットと根付のガチャガチャは内覧会でも列が出来る人気ぶりでした。

展覧会場の様子

国芳の描く縦横無尽に画面を暴れ回るヒーローたちは現代の漫画やアニメーションの演出効果を思わせますし、当時の流行を反映した美人画群は、ファッション誌のモデルたちを見ているかのよう。江戸時代も現代も「格好良い!」「可愛い!」という気持ちは、理屈無しに人の心を高揚させるということを納得できる展覧会です。

展覧会は6月5日まで。ぜひ2人の天才絵師の「粋」が詰まった作品世界をお楽しみください。

ボストン美術館所蔵俺たちの国芳 わたしの国貞

会期:2016/3/19(土)-6/5(日)※会期中無休

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)

入館料:一般 1,500円(1,300円)/大学・高校生 1,000円(800円)/中学・小学生 700円(500円) ◎()内は20名以上の団体料金 ◎学生券をお求めの場合は学生証を要提示(小学生は除く)◎障害者手帳のご提示で割引料金あり。詳細は窓口で要問い合わせ

主催:Bunkamura、ボストン美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ

お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

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