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この秋、総高5m超の秘仏が東京で寺外初公開へ!

Category: ニュース

報道発表会で公開された映像



 


滋賀県甲賀市に所在する天台宗の古刹、櫟野寺(らくやじ)には重要文化財に指定される平安時代の仏像が20体も伝わります。今秋9月13日から東京国立博物館・本館特別5室で開催される特別展「平安の秘仏─滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」では、その全20体が初めて寺外で展示されます!本日はその報道発表会の様子をお届け致しますφ(.. )



主催者挨拶をする松本伸之 東京国立博物館副館長。「過去に『モナ・リザ』など非常に重要な作品を展示してきた本館特別5室に、5mにおよぶ大観音をどう収めるか、といった部分も楽しんでいただければ」

櫟野寺(らくやじ)の三浦密照住職



櫟野寺は、延暦11年(792年)に最澄が延暦寺の建立に際して良材を求めて当地を訪れ、樹齢2000年とも言われる櫟(いちい)の霊木に観音像を刻んだことがその始まりと言われます。別名「いちいのおてら」と呼ばれ、親しまれてきました。征夷大将軍の坂上田村麻呂が山賊追討の祈願成就をよろこび、堂塔を寄進したとの伝承も残ります。また、白洲正子が「かくれ里」とも呼んだ櫟野(いちの)の地には、櫟野寺を拠点として豊かな仏教文化が花開き、数多くの天台寺院が建立されています

櫟野寺の本尊・十一面観音菩薩坐像は、像高が3.12mもある圧巻の作品で、普段は大きく重い扉に閉ざされた秘仏です。白洲正子が同寺を訪れた際も、扉は閉ざされ拝むことができなかったと言われています。制作は10世紀後半に遡り、そのころには櫟野寺が甲賀における仏教の中心であったことが知られています。頭と体は1本の木から彫り出され、後年に造られた台座・光背を含めると5mを超えるその大きさは、重要文化財(国宝含む)に指定された坐像の十一面観音菩薩では日本最大。その本尊をはじめ、2.2mある薬師如来像や、11体の観音、文治3年(1187年)に造られたことが知られる地蔵菩薩坐像など、櫟野寺所蔵の重要文化財の平安仏20体すべてが、寺外で一堂に展示されるのは初めてのこと。同展が大変貴重な機会であることは明らかでしょう。

報道発表会で公開された映像

報道発表会で公開された映像

展示作品の見どころを語る、丸山士郎 東京国立博物館特別展室長

報道発表会で公開された映像、櫟野寺の秘仏である本尊・十一面観音菩薩坐像

報道発表会で公開された映像、櫟野寺所蔵の平安仏20体の御尊顔

同展オリジナルグッズを先行公開!(右)コクヨの「測量野帳」とのコラボグッズ「金の測量野帳」



今回の報道発表会では、発売から50年以上のロングセラーを誇るコクヨの「測量野帳」とコラボしたオリジナルグッズが先行公開されました。金色の表紙に、箔押しの十一面観音菩薩坐像がキラリと光る限定アイテム!会期中に特設グッズショップで販売するほか、コクヨの情報発信型のステーショナリーショップ「コクヨハク」(2016年4月1日〜3日@KITTE地下1階東京シティアイ)でも限定発売されるそうです。



特別展「平安の秘仏─滋賀・櫟野寺(らくやじ)の大観音とみほとけたち」

会 期  9月13日(火)~12月11日(日)

会 場  東京国立博物館 本館特別5室

観覧料  一般1,000(900)円、大学生700(600)円、高校生400(300)円、中学生以下無料 ※( )内は前売、20名以上の団体

主 催  東京国立博物館、櫟野寺、読売新聞社

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