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トーマス・ルフ展@東京国立近代美術館

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Category: exhibition

「Porträts」(ポートレート)シリーズの作品

8月30日から東京国立近代美術館で、現代ドイツを代表する写真家、トーマス・ルフの日本で初の本格的回顧展が開催。本展は初期作品である「Interieurs」や評価を高めた「Porträts」、少年時代からの宇宙への関心を背景とする「cassini」や「ma.r.s.」、インターネット時代の視覚・情報空間を問う「nudes」や「jpeg」など、全18シリーズを紹介。読売新聞社から提供されたプレス写真を素材にした「press++」シリーズの最新作は世界初公開となる。東京会場約125点,金沢会場約160点の作品で構成される。

モダニズム建築を代表するドイツ出身の建築家、ルードヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエの建築をモチーフにした「l.m.v.d.r」シリーズの作品。

デュッセルドルフ芸術アカデミー在学中に誰もいない家族や友人の自宅室内を撮影した「Interieurs(室内)」シリーズの作品。

ドイツの警察で使われていたモンタージュ写真合成機を使用して制作されている「andere Porträts」(アザー・ポートレート)シリーズの作品。

トーマス・ルフ(1958年ドイツ,ツェル・アム・ハルマースバッハ生まれ)は、アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートらとともにデュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ「ベッヒャー派」として、1990年代以降,現代の写真表現をリードしてきた。ルフは初期に発表した高さ約2メートルにもなる巨大なポートレート作品で注目され、以降,建築,都市風景,ヌード,天体などさまざまなテーマの作品を展開。それらを通じ,現代人をとりまく世界のあり方についてのユニークなヴィジョンを提示してきた。

NASAの探査船が撮影した画像を素材とする「ma.r.s.」シリーズ。

日本の漫画やアニメから取り込んだ画像に原形がわからなくなるまでデジタル加工を繰り返し、画像から意味や情報を剥ぎとる「Substrate」(基層)シリーズ

私たちの視覚や認識に深く組みこまれた写真というメディアそれ自体も,ルフ作品の重要な テーマのひとつ。ルフは自ら撮影したイメージだけでなく,インターネット上を流通する デジタル画像からコレクションしている古写真まで,あらゆる写真イメージを素材に用い, 新たな写真表現の可能性を探究している。

2015年から発表されている「press++」シリーズは、報道機関から入手した写真原稿の画像面と裏面をスキャンし、ソフトで1つの画面にした。今回で、初公開となる同シリーズの最新作品は、「テクノロジー」をテーマに読売新聞社から提供されたプレス写真を素材としたもの。

美術館の前庭に、ほぼ作品原寸大のレジャーシートがディスプレイされている。

同展のオリジナル・グッズは「通常より大きい」ことをテーマに、ポストカードも、マグネットも、一回り大きい「ルフサイズ」で展開。人気デザイナーの田中義久さんが今回のグッズショップの監修をつとめる。

同展は12月10日から金沢21世紀美術館に巡回する。

トーマス・ルフ 展

東京会場

会期:開催中〜11月13日(日)

会場:東京国立近代美術館 

金沢会場

会期:12月10日(土)〜2017年3月12日(日)

会場:金沢21世紀美術館

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