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台湾のトップコレクターのコレクションが一堂に会した「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクション」

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Category: exhibition

「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクション」、まずは巨大なマーク・クインの「神話(スフィンクス)」(2006年)がお出迎え

台湾資本の大手電子部品メーカー、ヤゲオ・コーポレーションの創設者でCEOのピエール・チェン氏は、熱心なアートコレクターとしても世界でよく知られている。そのコレクションはサンユウなど中国近代の巨匠から、ゲルハルト・リヒターと言った現代美術の最高峰まで幅広い。チェン氏の自宅やゲストハウスにはマン・レイやウォーホルなども自然に飾られているという。現在、東京国立近代美術館ではチェン氏が率いるヤゲオ財団のコレクションの中から約40作家の74点を展示する「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクション」が開催中だ。



リヒターの作品。ゲルハルト・リヒターの大作と杉本博司の作品が向かい合うように展示された部屋もある。

杉本博司の作品

開会に先立ちスピーチを行うヤゲオ・コーポレーションCEOピエール・チェン氏(右)

ピエール・チェン氏のアート蒐集歴は長い。もともと苦学生で、大学の頃は半分働きながら大学へと通っていたという。その時代に台北のギャラリーをたまたま訪れ、一つの木彫作品に心を奪われる。甲骨文字が刻まれた作品で、歴史を感じて目が離せなくなったそうだ。およそ500ドルだったそうだが、1年半の貯金をはたいて購入した。そこからチェン氏のアート蒐集が始まった。今回の展覧会は美術館側と財団側でかなり綿密なやりとりが行われたという。その間にもチェン氏は新たな作品を購入し、この作品のほうが展示するのに良いのではといった、積極的なアドバイスもあったという。



ザオ・ウーキーの作品

アンゼルム・キーファーの作品

今回の会場を見たチェン氏は「こうして展示を見ると、それぞれの作品に当時の私がどのような気持ちで触れて、手にいれたのか、私の人生のどういった瞬間を一緒に過ごしてくれたのかということをありありと思い起こします。アートは私の生活に限りない喜び、楽しみを与えてくれています。芸術作品は私の人生、生活の中で最も素晴らしいカンフル剤です」とアートへの思いを語った。



ロン・ミュエック「若者」(2009年)

サンユウ、フランシス・ベーコン、ザオ・ウーキー、アンディ・ウォーホル、サイ・トゥオンブリー、ゲルハルト・リヒター、杉本博司、蔡國強、ロン・ミュエック、ピーター・ドイグ、マーク・クイン(青年順)など、トップアーティストたちの作品が並ぶ。これだけの現代美術の逸品が一堂に会する機会は稀。現代美術は知識がいる、ちょっと難しい?と嫌煙されがちなむきもあるが、ぜひ一点一点とじっくり対峙しながら、まずは心が感じるままに作品そのものを味わってみてはいかがだろうか。



現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクション

  • 会期:2014年6月20日(金)~8月24日(日)
  • 会場:東京国立近代美術館
  • 観覧料:一般1,200円/大学生500円
  • 主催:東京国立近代美術館、ヤゲオ財団
  • 協力:全日本空輸株式会社、ヤマトロジスティクス株式会社
  • 巡回:名古屋市美術館:2014年9月6日(土)―10月26日(日)、広島市現代美術館:2014年12月20日(土)―2015年3月8日(日)、京都国立近代美術館:2015年3月31日(火)―5月31日(日)
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