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山本現代の山本裕子ディレクターにインタビュー

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Category: art fair, interview

東京・港区白金にある山本現代で、山本裕子さんにインタビューをした。

— 今回はどういった展示をなさるご予定ですか?
山本:ブースのカテゴリとしては「Galleries」というジェネラルブースでの展示になります。細かいところはまだ決めていませんが、3、4名のアーティストの作品を展示する予定です。もちろん、フェアは売買する場所ではありますが、プレゼンテーションもきちんとしたいと思っています。20世紀に生産された世界共通コードを持つ家電機器、例えばジューサーミキサーやドリル、ギターなどを再利用してサウンドスカルプチャーを制作している宇治野宗輝の作品は展示するつもりです。現在、宇治野は日本の彫刻の森美術館で個展を開催中ですが、海外でも継続的に紹介していこうと思っています。また、主にアクリル絵具で着彩した木彫作品を制作している田中圭介、「陰刻鋳造」と呼ばれる独自の造形手法で知られる西尾康之の作品も考えています。この3名の作品で一度レイアウトを組んでみて、もう1人の作家を追加するかどうか決めます。ブース自体はあまり色がなくモノトーンの感じになると思います。
 昨年はたくさんの方が見てくださり、すごく面白いといったコメントもいただきました。売買だけではなく、アーティストの作品の魅力を紹介し、展示を皆さんに楽しんで頂くことも、フェアの一つの役割なので、積極的なプレゼンテーションを続けていきたいですね。

— 今回からアート香港はバーゼルに変わりますが、そのことについてはどう思われますか?
山本:アート香港は、そもそもアジアで始まったアートフェアです。アートフェアの筆頭であるバーゼルのフェアに変わっても、大きな変化はないと思います。むしろ、アートバーゼル香港はアジアで開催される唯一のバーゼルフェアになるわけですから、きちんとした特色も持つフェアになって欲しいと思います。私達のギャラリーでは日本の作家をプレゼンテーションしますが、他のアジアからの出展ギャラリーもアジアで頑張っている作家を紹介し、アジアの質の高いアートを見せるフェアになっていくといいですね。
 アート香港の時から、欧米のコレクターがすでに増えつつあり、いい方向に進んできています。アートバーゼルになって変わるのはオーガナイズの方で、お客様は大きく変わらないと思います。

— アートバーゼル香港に出品することで、作家にもステップアップのチャンスがあるという意見もありますが、いかがでしょうか?
山本:もちろんそうだと思います。ただ同時に競合する作家も多く、切磋琢磨しないといけないですね。チャンスもあるけれども、ライバルも多いということです。

— 香港以後に、海外での展覧会などがありましたらお教えください。
山本:6月にスウェーデンのフォトグラフィスカ(写真美術館)で、小谷元彦の個展を行います。ちょうどヴェネツィアビエンナーレのシーズンで、小谷は2003年に日本館の代表の一人としても選ばれていますから、あわせてご覧になる方がいらっしゃると嬉しいです。また、複数のグループ展に参加する作家もいます。

— 東京ではいかがですか。
山本: それぞれの作家にいろいろな予定がありますが、まだ公式にリリースしてはいけないものもあって・・・。ちょっと変わったところで、アーティストであり、文筆家でありデザイナーでもある、ジャンルを超えて広範囲な活動を行うアーティスト宇川直宏がFREE DOMMUNEというイベントを主宰しています。いわゆる音楽フェスで、展示をしたり、著名な方々がライブを行いますが、一般的な入場料を支払うものではなく、無料で入場できます。その代わりにドネーションしていただき、集まった寄付金は復興支援に回します。前回は幕張メッセで行いましたが、今年も開催すべく、鋭意邁進中です。

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