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上野アーティストプロジェクト「現代の写実─映像を超えて」 11月17日から東京都美術館で開催!

Category: 展覧会

展覧会場の様子

東京都美術館にて、上野アーティストプロジェクト「現代の写実─映像を超えて」が本日11月17日(金)より開催されました。先日行われた内覧会の様子をご紹介します!

小森隼人「黄色い果実と赤い柘榴」2012年 油彩、キャンバス

「上野アーティストプロジェクト」とは、公募展の歴史の継承と発展のため、毎年テーマを決めて公募団体で活躍している現代作家を紹介する展覧会です。第1回目となる今回は、都市の看板や大型スクリーン、そしてテレビやスマホなどを通して写真やビデオの映像情報がめまぐるしく氾濫する現代社会の中で、絵画でしかできない「現代の写実」を真摯に追究している9人の画家たちを紹介します。

塩谷亮「晩春近江」2016年 油彩、キャンバス

作品は3つのセクションに分け展示されており、セクション1「映像を超えて」では、一見写真的に見えますが、映像にはないリアリティとそれを超える力を持った写実絵画が紹介されています。じっくりと観察され、伝統を踏まえた油彩技法によって綿密に描かれた静物や人物が会場に並びます。小森隼人(白日会)と塩谷亮(二紀会)が出品されています。

橋本大輔「観測所」2016-2017年 油彩、パネル

左:小田野尚之「映」2010年 紙本彩色  右:「くつおと」1996年 紙本彩色

セクション2では「記憶のリアリティ」と題し、どこか懐かしい昔の記憶が呼び覚まされるような風景画を展示しています。大きな画面に描かれた風景は、しばらく見ていると鑑賞者をその場に連れていってくれるかのようです。橋本大輔(独立美術協会)と小田野尚之(日本美術院)が出品されています。

元田久治「Indication:Tokyo Station」2007-2011年 リトグラフ、インク、紙

蛭田美保子「捕食─被食関係」2017年 油彩、キャンバス

そしてセクション3「リアリズムの諸相」では、絵画にしかできない様々な手法を使った個性的な作家たちの作品がずらりと並んでいます。目の前にある静物、人物、風景ではなく、危機感、食と感覚、花の生命感など、確かな描写で様々な感覚を克明に可視化しており、現代の幅広いリアリズム表現を目の当たりにできます。ここでは元田久治(日本版画協会)、蛭田美保子(新制作協会)、佐々木里加(女流画家協会)、岩田壮平(日展)、稲垣考二(国画会)の作品が展示されています。

佐々木里加「HYPER BRAIN CYBERNETICS」2017年 ミクストメディア、パネル

岩田壮平「flower」2015年 絹本彩色

稲垣考二「三面」2011-2013年 油彩、パネル

出品作家は稲垣考二、岩田壮平、小田野尚之、小森隼人、佐々木里加、塩谷亮、橋本大輔、蛭田美保子、元田久治(※50音順)の9名。

会期は2018年1月6日(土)まで。

また、東京都現代美術館所蔵品から、明治、大正、昭和の写実洋画を紹介する「近代の写実展」も東京都美術館ギャラリーBにて同時開催されています。近代絵画から現代まで、それぞれの作家が描く「写実絵画」の可能性を体感できる機会をお見逃し無く!

上野アーティストプロジェクト「現代の写実―映像を超えて」

会 期 11月17日(金)~2018年1月6日(土)

会 場 東京都美術館 ギャラリーA・C 東京都台東区上野公園8-36

観覧料 一般500円、65歳以上300円

※学生以下、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(いずれも証明できるものを持参)

※同時開催の「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」のチケット(半券可)提示にて入場無料

主 催 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)

問い合わせ 03-3823-6921

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