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平成29年度文化勲章に洋画の奥谷博氏、文化功労者に彫刻の雨宮敬子氏、現代美術家の杉本博司氏ら決定

Category: ニュース

10月24日、平成29年度の文化勲章、文化功労者が発表された。
美術分野では、文化勲章に、独立展を中心に活躍する洋画家の奥谷博氏(83)ら5名が決定。文化功労者には、日展他で女性像などの具象彫刻を発表する雨宮敬子氏(86)、ニューヨークを拠点に活動する現代美術家の杉本博司氏(69)ら15名が決定した。

奥谷博氏は1934年高知県宿毛市生まれ。東京藝術大学油画科在学中の58年に独立展に初入選。林武氏に師事し、66年独立美術協会会員となる。67年、第1回文部省芸術家在外研修員として渡仏。日本藝術院賞、芸術選奨文部大臣賞、宮本三郎記念賞、東郷青児記念賞、昭和会賞ほか受賞多数。2007年には世界各地の世界遺産を描いた作品による「奥谷博―訪ねた世界遺産」展をパリのユネスコ本部で開催。同年文化功労者として顕彰される。現在独立美術協会会員、日本藝術院会員。

雨宮敬子氏は1931年東京生まれ。56年日本大学芸術学部美術学科彫刻科を卒業、第12回日展に初入選。66年日展会員。83年中原悌二郎賞優秀賞、85年日展内閣総理大臣賞。90年日本藝術院賞を受賞、94年。父・雨宮治郎氏、弟・雨宮淳氏は共に彫刻家であり、日本藝術院会員として活躍した(※)。現在、日展顧問、日本彫刻会常務理事、日本藝術院会員。


杉本博司氏は1948年東京都生まれ。立教大学卒業後の70年に渡米、ロサンゼルスのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインにて写真を専攻。74年からニューヨークを拠点に制作を開始。劇場や映画館を長時間露光で撮影した《劇場》シリーズ他で国際的に注目を集める。2001年ハッセルブラッド国際写真賞、09年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)、14年イサム・ノグチ賞ほか受賞。2017年10月に「小田原文化財団 江之浦測侯所」開館。

その他、文化勲章には、雅楽の芝祐靖氏、中国史の斯波義信氏、光化学・電気化学の藤島昭氏、分子生物学の松原謙一氏が受章。文化功労者には、デザイン・文化振興の鈴木順子氏(通用名コシノ ジュンコ氏)、元ウエイトリフティング・オリンピック金メダリストの三宅義信氏らに決定。 文化勲章の受章者総数は399人(現存者75人)、顕彰者総数は854人(現存者235人)となった。文化勲章親授式は11月3日に皇居で、文化功労者顕彰式は11月6日にホテルオークラ東京で行われる。



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