美術の窓

無料ニュースレターの購読

「富山県美術館」8月26日に開館 建築、ユニフォーム、ロゴデザインなど発表

Category: 展覧会

本日行われたプレス発表会にて。左から雪山行二氏(富山県美術館館長)、三沢厚彦氏(彫刻家)、永井一正氏(グラフィックデザイナー)、内藤廣氏(建築家)、石井隆一氏(富山県知事)、青柳正規氏(東京大学名誉教授/前文化庁長官)、三宅一生氏(デザイナー)、佐藤卓氏(グラフィックデザイナー)。

富山県は、富山県立近代美術館を富山駅北側の富岩運河環水公園に移転・新築し、今年8月26日に「富山県美術館」として開館する。新美術館は、近代美術館の当初からの理念を継承・発展させ、これまで以上にデザインの視点を取り入れ「アートとデザインをつなぐ」美術館を目指す。

本日、東京・日本橋にて開館プレス発表会が行われ、青柳正規氏(東京大学名誉教授/前文化庁長官)、佐藤卓氏(グラフィックデザイナー)、内藤廣氏(建築家)、永井一正氏(グラフィックデザイナー)、三沢厚彦氏(彫刻家)、三宅一生氏(デザイナー)、石井隆一氏(富山県知事)、雪山行二氏(富山県美術館館長)の8名が登壇した。

内藤廣氏による新美術館の建築紹介の様子。

まず石井隆一富山県知事からの挨拶、青柳正規氏から同館によせる期待のコメントが発表された後、設計を手がけた建築家の内藤廣氏が新美術館の建築紹介を行った。美術館は地上3階建てで、東向きは一面ガラス張りの壁面を予定。屋上からは富岩運河環水公園、富山の街並みが広がり、立山連峰の雄大な景観を臨む。県知事の要望に応え、建築には富山産の杉やアルミなどの資材が随所に用いられる。

永井一正氏によるロゴマーク紹介の様子。

ロゴマークを手がけたのはグラフィックデザイナーの永井一正氏。マークは富山の頭文字のT、アートのA、デザインのDで構成され、明るいブルーは白く輝く立山が映える青空を、濃いブルーは富山湾をイメージしている。富山県立近代美術館 のマスコットキャラクター「ミルゾー」もブルーに色を変え、引き続き採用される。

三宅一生氏によるユニフォーム紹介の様子。

ユニフォームデザインは、世界的に活躍するデザイナーの三宅一生氏。氏のブランドISSEY MIYAKEの人気シリーズであるプリーツを生かした立体感のあるデザインで、春夏/秋冬の2バージョンが披露された。三宅氏は「ユニフォームを見た方が、この美術館で働きたいと思ってもらえたら」とコメント。

佐藤卓氏による、屋上庭園「オノマトペ」に設置する遊具紹介の様子。

グラフィックデザイナーの佐藤卓氏は、屋上庭園「オノマトペの屋上」と開館記念ポスターのデザインを担当。日本の優れた言語文化である「オノマトペ」に着想を得た、言葉、アート、デザインを子どもが楽しみながら体験できる遊具が設置される。

三沢厚彦氏による、屋外広場に設置される彫刻紹介の様子(スライドは参考作品)。

彫刻家の三沢厚彦氏は、屋外広場に設置される高さ約3メートルのクマの彫刻を制作中。クマの姿に扮した阿弥陀如来のお告げにより立山を開いたとされる佐伯有頼(さえきありより)少年の逸話を披露した。

開館記念展に出品が予定されている、菱田春草の「落葉」(福井県立美術館蔵)。

最後に雪山行二館長から、開館記念展の概要が発表された。テーマは「生命と美の物語 LIFE ─ 楽園をもとめて」。古今東西で美術の根源的なテーマとされてきた「生命」を「楽園」として捉え、INNOCENT(無垢、子ども、青春)/LOVE(愛、エロス、友情)/DAILY(日常、都市)/FEELINGS(感情、感覚)/DREAM(夢、幻想)/DEATH(死、終焉、祈り、神話)/PRIMITIVE(原始、未開、素朴)/NATURE/HUMAN(自然、人間、共生)の8つの章で構成される。出品作家は、ルノワール、ドローネー、岡本太郎、クリムト、ルソー、菱田春草などが予定されている。

開館記念展は8月26日から11月5日まで。展覧会の開催に先立ち、3月25日には館内のアトリエ、レストラン、カフェなど一部が開館し、4月29日には屋上庭園「オノマトペの屋上」が開園される予定。

富山県美術館

住所:富山市木場町3-20

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

―人気の記事―

お問い合わせ
  • 株式会社 生活の友社
  • 〒104-0061
  • 東京都中央区銀座1-13-12 銀友ビル4F
  • Tel. 03-3564-6900
  • Fax. 03-3564-6901
[ 美術の窓 ]
[ アートコレクターズ ]
[ ARTcollectors' in Asia ]
[ 書籍 ]
[ オンラインショップ ]