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「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」@東京都写真美術館の内覧会へいってきました!

Category: 展覧会

「センチメンタルな旅」1971年 より

7月25日から開催の、荒木経惟「センチメンタルな旅」の内覧会へ行ってきました。42歳で夭折した荒木の妻「陽子」との出会いから、彼女の死、そしてその後を写し取ったアラーキーの「私写真」を堪能できます。

展示は、「愛のプロローグ ぼくの陽子」から始まり、「センチメンタルな旅」、陽子の死後よく写すようになったという「空景/近景」や「遺作 空2」、荒木夫妻の愛猫チロを写した「愛しのチロ」など、世界初公開のものを含む全13シリーズから構成されています。

会場の様子

「愛のプロローグ ぼくの陽子」では、荒木と陽子がまだ恋人同士だった頃の写真を100点展示。ふたりの日常、荒木がポジに刻んだ言葉などからふたりの愛が伝わってきます。

「センチメンタルな旅」は、1971年に1000部限定の私家版として刊行された写真集から、結婚式や新婚旅行の写真が収められています。

「遺作 空2」は、陽子の死後その悲しみをエネルギーにして写真を撮ってきた荒木が、2008年に前立腺がんを患い、その復帰後に発表した"遺作"。自身も死を意識することになった荒木の写真日記でもあり、空の写真に書やペイント、コラージュがほどこされています。

「陽子のメモワール」

「色景」シリーズより 彼女のお気に入りだったピンクのコートを羽織り、遺影と共に写る荒木。

内覧会には荒木さんが来場し、ご本人から作品の説明がありました。中でも思い入れがあるというのは、妻・陽子のピンショット。

「ひとりでいる写真には「孤独」が映り込む。写真というのは"センチメンタル"で、そういうものに惹かれるのだ。」と語っていました。

また、

「この展覧会は陽子とのコラボレーション。写真だけではなく、人生とは合作なのだ。」

「終わりは始まり。終わるということは新しいことが始まるきっかけなのだ。」

と、同展に対する力強い思いも述べていました。

展覧会のタイトルである「センチメンタルな旅 1971-2017-」。今回の展覧会で荒木は「センチメンタルな旅」を終わらせるつもりだったが、2017の後にも棒線を引いてみると、なんだかまだ続いていくような感じがしたといいます。これからもますます活躍し続ける巨匠アラーキーに注目です。

今年は荒木にとっても、多くの展覧会を行う年。東京オペラシティでも「写狂老人A」が開催中です。ぜひ、同展も併せて、足を運んでみてはいかかでしょうか。

荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-

会期:7月25日(火)~9月24日(日)

会場:東京都写真美術館

観覧料:一般900円、学生800円、中高生・65歳以上700円

HP: http://topmuseum.jp

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