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第21回シドニー・ビエンナーレがテーマ及び第2弾出展アーティストを発表

Category: news

記者発表会に出席した参加アーティストとビエンナーレのディレクター兼CEOのジュー・アン・バーニー・ダンツカーさん(中央左)と芸術監督の片岡真実さん。

7月19日に、 第21回シドニー・ビエンナーレが在日オーストラリア大使館で、来年に開催するビエンナーレのテーマ及び第2弾出展アーティストを発表した。テーマは「SUPERPOSITION: Art of Equilibrium and Engagerment(スーパーポジション:均衡とエンゲージメントのアート)」となる。

第21回シドニー・ビエンナーレの構成図

テーマについて、ビエンナーレの芸術監督を務める、森美術館のチーフキュレーターの片岡真実さんは、「第21回シドニー・ビエンナーレは均衡とエンゲージメントという概念を繫げ、現代世界へ向けられた洞察へのメタファーとして、量子力学で言うところの“スーパーポジション(重なり合い)”という考え方をタイトルに借用します。今日われわれは、人間性、多様な文化、自然や宇宙の解釈、政治的イデオロギーや統治制度、人類史の解釈、美術の歴史や現代アートの定義など、多様なレベルで相対する概念に囲まれています」と語る。展示の構成は古代中国の自然哲学である五行思想を借用。五行思想では、万物が木・火・土・金・水の五大要素で構成されており、それぞれの要素がそれぞれ次の要素を生成、促進する循環系としての相生説と、各々の要素が拮抗、抑制しあう循環系の相剋説が存在する。記者発表会で公開した構想図では、共存しながら影響し合う「Cosmic Oeders」、「Perception pd Nature」、「Responding to the Land」、「Human Histories and Conditions」、「Engaging Communities」、「Meanings of Abstractions」の六つのキーワードの中央に、シドニー・ビエンナーレのアーカイブ(Biennale Archive)が置かれた。アジア太平洋地域において、最も歴史の長いシドニー・ビエンナーレが来年45周年を迎える。ビエンナーレのアーカイブにアクセスし、その豊かな歴史を振り返りながら、ビエンナーレの存在する意味とそれがシドニーそして世界における役割を再考する。

7月19日に発表された第2弾出展アーティスト。

そして、東京での発表もあり、今回はアジア地域出身のChen Shaoxiong、高山明、Maria Taniguchi、Samson Youngなど16名を発表。片岡さんは「世界各地から参加するアーティストは、相対する世界解釈や価値観に向けられたそれぞれの視点を俯瞰的に見つめることで、いかに均衡の状態を意識できるかえを問い掛けるために選定されています。かれらの作品がこうした原理や課題について至高を深める触媒となり、自身の社会的な立ち位置を起点に全体像を考える機会に繫がることを願っています」と述べた。全参加アーティストリストは10月に発表する予定である。

参加アーティストのChen Shaoxiongの作品。

参加アーティストの柳幸典の作品。

第21回シドニー・ビエンナーレ

会期 2018年3月16日〜6月11日

会場 シドニー市内各地

芸術監督 片岡真実

https://www.biennaleofsydney.com.au

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