ARTcollectors' in Asia

Subscribe to Our Free Newsletters

森美術館館長南條史生にインタビュー クリエイティブな道を目指して(前編)

Translations:

Category: interview

クリエイティブな道を目指して

 (六本木ヒルズ52階の森美術館事務所にて)

《前編》

2003年に六本木にオープンした森美術館が今年開館10周年を迎える。現在の館長は2002年開館準備室から同館副館長としてオープンに携わり、発展に力を尽くしてきた南條史生さん。また、六本木の街を舞台に行われる一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト」は2009年から始まり今年4回目となる。こちらの実行委員長も務めている。国内だけでなく、海外でもヴェネツィア・ビエンナーレの金獅子賞審査委員や、シンガポール・ビエンナーレ アーティスティックディレクターを歴任するなどまさに八面六臂の活躍をみせる南條さんに「六本木アートナイト2013」や森美術館の開館10周年記念展を中心に話を伺った。

六本木から一夜限りの船旅に出よう

六本木アートナイト2013

── 3月23日、24日に行われる「六本木アートナイト2013」の開幕が迫っていますが、4回目となる今回は初めてアーティスティックディレクター制度を導入されましたね。

南條 はい。初めての試みで、日比野克彦さんにお願いしました。日比野さんは相当、力を入れてくれて、彼の呼びかけで新進気鋭の日本人キュレーター、アーティストが数多く参加し、200点近い作品が六本木の町中に展示される予定です。今回のメインプロジェクト「アートブネプロジェクト」は日比野さんが岐阜国体の式典のために県民の皆さんと制作した「清流こよみぶね」をベースにパフォーマンスの舞台装置としたもので、宇治野宗輝と渋さ知らズオーケストラ、浅井裕介ら10数組のアーティストが自由に装飾し、展示し、個性的な「アートブネ」が六本木中に展開されます。

(3月21日に行われた点灯式。崩れた火の花はガラスの胴部の中を通し、下に落ちてきている。 )

── 六本木アートナイトではこれまで、ヤノベケンジさんの高さ7メートルのジャイアント・トらやんが火を噴いたり、バルーンを使った椿昇の謎の生命体、 あるいは草間彌生さんが巨大な女の子を前に詩を朗読したりと、毎回、六本木ヒルズアリーナで行われるオープニングに趣向がこらされていて楽しみです。今回 はいかがですか。

南條 日比野さんは「TRIP→プロジェクト」としてガラスの大きな灯台を建てる予定です。灯台の頭頂部には東日本大震災で津波の被害を受けた塩害杉で作った炭に火が灯されます。そして時おり、ガラスの灯台の胴部の中を火の粉が落ちていきます。

── 未来へ向かう、復興を支援する、燃やして祈るという気持ちもあるわけですね。

南條 鎮魂、復興、未来への想いでしょう。それから、「六本木夜楽会」も特徴的です。六本木のレストランやカフェ、居酒屋を舞台に小沢剛や宮島達男、椿 昇、会田誠ら約15名のアーティストたちが対談を繰り広げます。お茶や食事、お酒を飲みながらそのトークを聞いたり、話をしたりできるユニークな試みで す。

 今年は例年に比べて、作品の数が増え、参加作家も多く、いくつかの仕掛けも用意してあります。昨年は70万人の方に来て頂きましたが、今回は100万人にいらして頂けるだろうと豪語しているんですが、これ本気ですよ(笑)。

→中編、後編

(点灯式に今回の参加者全員が出席した。)

六本木アートナイト2013

テーマ:TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。

日時:2013年3月23日(土)10:00~3月24日(日)18:00

※コアタイム 3月23日(土)17:55【日没】~3月24日(日)5:39【日の出】(メインとなるインスタレーションやイベントが集積)

会場:国立新美術館、サントリー美術館、東京ミッドタウン、21_21 DESIGN SIGHT、森美術館、六本木ヒルズ、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース

入場料:無料(一部のプログラム、美術館企画展は有料)

森美術館館長南條史生にインタビュー クリエイティブな道を目指して(中編)

森美術館館長南條史生にインタビュー クリエイティブな道を目指して(後編)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

お問い合わせ
  • 株式会社 生活の友社
  • 〒104-0061
  • 東京都中央区銀座1-13-12 銀友ビル4F
  • Tel. 03-3564-6900
  • Fax. 03-3564-6901
[ 美術の窓 ]
[ アートコレクターズ ]
[ ARTcollectors' in Asia ]
[ 書籍 ]
[ オンラインショップ ]